ヒト3Dミニ肝臓®

ヒト3Dミニ肝臓® 概要

オリエンタル酵母工業は、株式会社サイフューズとの提携により、独自の「バイオ3Dプリンティング」技術を活用した革新的なin vitro評価ツール「ヒト3Dミニ肝臓®」を提供しています。本製品はヒト肝臓由来細胞のみで構成され、約1ヵ月の長期培養が可能で、高い薬物代謝機能と安定した代謝酵素活性を示します。これにより、薬、化粧品、食品添加物などを摂取した際の肝毒性や代謝反応を、生体に近い環境で長期的かつ高精度に評価することができます。
従来の2D培養では困難だった長期代謝試験や薬剤性肝障害(DILI)の評価、疾患モデルとして薬効予測にも対応可能で、研究の幅を大きく広げる革新的なツールです。
ヒト3Dミニ肝臓®は株式会社サイフューズの登録商標です。

このような方におすすめ

ヒト3Dミニ肝臓®特長

Healthy(健常)モデル

簡便に安定的な長期培養が可能に

培養日数に伴う生存率(ATP量)の変化:1か月間、約90%以上のATP量を維持しております。培地交換は週1回の頻度で長期培養が可能です。

小スフェロイドを超える代謝性能

小スフェロイドとミニ肝臓での代謝反応容量の比較:3Dミニ肝臓は小スフェロイドにくらべ、高い薬物代謝機能を保持しております。

Disease(疾患)モデル

ヒトMASHに近い形態的特徴

脂肪蓄積・線維沈着した状態でご納品いたします。納品後すぐに試験に使用でき、複雑な操作は不要。安定した品質で供給できるため、ばらつきを抑えた評価が可能です。

遺伝子レベルでも病態進行を確認

酸化ストレス・炎症・線維化に関わる遺伝子発現の上昇が確認され、MASHの発症機序とされる「2ヒット理論」に沿ったモデルであることわかりました。

主な利用用途

Healthy(健常)モデル

Healhtyモデル-評価例1)薬物代謝のプロセス解析

ヒト3Dミニ肝臓®は、代謝活性の再現・長期安定性・大容量という特徴を活かし、ヒトの肝臓中で進行する取り込み~代謝~排泄の一連の薬物代謝反応を高感度に予測可能!

試験内容

  • 薬物を添加した培地中でヒト3Dミニ肝臓®を6日間培地交換なしで培養
  • 培地上清を採取、LC/MS/MS測定から代謝産物の化学構造を決定
  • 培養日数とともに、薬物(未変化体)が減少し、2種類の代謝物が産生し、培地中に蓄積する様子が観測できました

Healthyモデル-評価例2)薬剤性肝障害(DILI)の評価

肝毒性を高感度に評価することが可能。DILIの評価を迅速・効率的に実施できます!

試験内容

  • 薬物を添加した培地中でヒト3Dミニ肝臓®を2週間培養
  • ヒト臨床で肝毒性が高いことがわかっている薬物Bの方がより低い濃度で生存率の低下がみられました
  • 光学顕微鏡像からも薬物Bの方が形態変化が大きく、肝臓細胞への影響が大きいことがわかります

評価項目および実績例

Disease(疾患)モデル

Diseaseモデル-評価例1)MASH治療薬の薬効評価

MASH治療薬Resmetiromを添加した結果、コラーゲン産生の指標であるプロコラーゲンtype1量が減少し、薬剤応答性を実証しました。

ダウンロード資料

リーフレット

3D-RPTEC®リーフレット

アプリケーションノート

No.1-0 基本特性
No.1-1 トルセトラピブの代謝産物解析
No.1-2 フェニトインの代謝反応経路の解析
No.1-3 低分子化合物の代謝速度の評価

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