国際製菓コンクール「Coupe du Monde dela Pâtisserie2015」で日本を準優勝に導くなど、数々のコンクールで入賞歴を持つ実力の持ち主。多くのメディアに登場して、広くフランス菓子の魅力を発信されています。
副材料を上手に使うメリットとして、上質なお店作りにつながること、また、クオリティを維持しながら時短・作業効率がアップできることやワンシーズン一律の作り方でバリエーションが可能、衛生面に優れており甘さや硬さなどの物性も安定していることなどをご紹介いたします。
味の出し方や食感など、今の副材料はレベルが高いので、私はうまくお菓子に組み込むことを意識しています。職人が本来関わる工程をいい意味で省いて、変わらぬクオリティでモノ作りが可能になることで、この業種ならではの労働時間の長さを改善できる。そこでできた時間を自分たちの商品作りに充てていくと、仕上げのおもしろさや、よりオリジナリティのある商品ができていい効果が生まれると思います。それがトータルとして、質の高いお店作りにもつながっていくのではないでしょうか。
毎月毎月、種類によってルセットや作り方を変えると当然スタッフの負担も大きいのですが、副材料を使えばたぶんワンシーズンずっと一律の作り方でいけるのではないか。今回は、そんな発想でレシピを考えました。もちろん副材料の魅力は時短による作業効率に加え、衛生面にも優れているので、イチから職人が作るものよりは安心して提供できる利点もあると感じています。また、安定した品質というのも毎日商品を作り続ける人間にとっては大きいですね。副材料自体が甘さや硬さなど物性がすでに整っているので、その完成度を理解した上で活用する感覚をつかむと、新しい挑戦ができておもしろいものがどんどん生まれてきます。私も、これからも積極的に取り入れていきたいと思っています。
お菓子作りはルセットが出切っていて、自分の新しいルセットを作ったり世の中に広めていくのはなかなか難しい状態ですが、副材料を使うことで、こうした現在の日本の業界が直面している壁に対してよりよい方向性を示せるのではないかと思っています。今までになかった方法でお菓子作りができたり、早く帰れることで自分の時間も増えて喜びを感じながら自然と製作意欲も湧いてきますよね。私だけではなく、いろいろな方々がいろいろな可能性を感じながら興味を持って副材料活用に取り組むことで、業界全体がいい方向へ向かっていくことを期待しています。
菓子やパンなどを多孔質にするとともに、食感を向上させる食品添加物およびその製剤です。
重曹(炭酸水素ナトリウム)や炭酸水素アンモニウムなど1種の素材、または、2種類以上の素材によって炭酸ガス、もしくはアンモニアガスの力で生地を膨脹させるため、「膨脹剤」「膨張剤」「ふくらし粉」とも呼ばれています。一般的に、ベーキングパウダーは炭酸ガスの発生源である重曹と、ガス発生を促進・調整する酸性剤および保存性を向上させる分散剤を混合したものです。菓子やパンなどを多孔質にするとともに、食感を向上させる食品添加物およびその製剤です。重曹(炭酸水素ナトリウム)や炭酸水素アンモニウムなど1種の素材、または、2種類以上の素材によって炭酸ガス、もしくはアンモニアガスの力で生地を膨脹させるため、「膨脹剤」「膨張剤」「ふくらし粉」とも呼ばれています。一般的に、ベーキングパウダーは炭酸ガスの発生源である重曹と、ガス発生を促進・調整する酸性剤および保存性を向上させる分散剤を混合したものです。
オリエンタル酵母の発酵種・発酵風味液は、小麦粉やライ麦粉などの厳選された原材料を、酵母や乳酸菌などの厳重に管理された微生物でじっくりと時間をかけて十分に発酵させています。発酵による特有の香り・呈味の付与に加えて、食感改善が期待できるものもあり、お使いいただくアイテムの品質を向上させます。
古くから製パン用の原料として知られていましたが、近年は「発酵のもたらす付加価値」が改めて注目され、使用用途が広がっています。
食品の変色防止などの品質低下を防ぎ、食感改良など付加価値を付け品質改善します。
ガーナ産カカオ豆とトルコ産ヘーゼルナッツペーストを使用したチョコレートクリームです。カカオ感の強いチョコレートにナッツの香ばしさを加えたジャンドゥーヤのような、贅沢な味わいです。
※レシピ上では品名「大人のジャンドゥーショコラ」となります。毎年リニューアルのため品名に変更が出る可能性がございます
瀬戸内産レモンを使用したレモンクリームです。レモンのフレッシュ感あふれる酸味と苦みを際立たせた、夏らしい爽やかな味わいが印象的です。
※レシピ上では品名「爽やか瀬戸内レモンクリーム」となります。毎年リニューアルのため品名に変更が出る可能性がございます
国産の焼き栗ペーストを使用したモンブランのような上品な味わいのクリームです。焼き栗のおいしさをそのままにほっくりとした甘く香ばしい味わいが印象的です。独自製法によりなめらかで口溶けのよいクリーミーな食感が楽しめます。
※レシピ上では品名「秋の和栗モンブラン」となります。毎年リニューアルのため品名に変更が出る可能性がございます