よくあるご質問 FAQ

業務用向け各種製品に関するQ&Aを発信しています。
業務用のお客様からよくお問い合わせいただく質問とそれに対する回答をご用意しました。
お問い合わせ前のお困りごと解決Q&Aとしてお役立てください。

共通

賞味期限が多少過ぎても使用して大丈夫でしょうか?
賞味期限は余裕も持って設定しておりますが、賞味期限を過ぎた使用に関しては保証しかねますので、ご使用はご遠慮ください。
指定温度((例)25±5℃)より低い温度で保管しても大丈夫でしょうか?
指定温度を超えての保管はご遠慮ください。
開封後の保存方法について教えてください。
開封後の日持ちに関しては、開封時の環境によって大きく左右されるため、保証しておりません。
開封後はお早目にご使用ください。
アレルギー表示はどうなっているのでしょうか?
アレルギー表示は、特定原材料のみをラベルに表示しております。
特定原材料に準ずるものに関しては、弊社規格書でご確認をお願いしております。

イースト

賞味期限間近ですが、使用に問題ないでしょうか?
賞味期限は適正な冷蔵(0℃~5℃)で保存した場合に性能を保証できる期間です。適正な条件で保管されていれば賞味期限内の使用に問題ありません。
製パンの際、長時間常温に出しておいても大丈夫でしょうか?
保存温度は0℃~5℃でお願いいたします。使用の直前まで冷蔵庫で保存いただき、常温での放置はお控えください。一度冷蔵庫外に置いた製品は、自己発酵が盛んになり、冷蔵庫に戻しても品温が上昇し性能が低下します。冷蔵庫外に一時置きされた場合は、可能な限り早めにご使用ください。保存温度を正しく管理して「先入れ先出し」を徹底し、新鮮なものをご使用いただくようお願いいたします。
他の原料と一緒にミキシングしても大丈夫でしょうか?
イーストは高い浸透圧や強い酸に接すると発酵が阻害されることがあります。
そのため、イーストが砂糖や塩などに直接触れないよう、ミキシングすることをおすすめいたします。
天然酵母と何が違うのでしょうか?

「天然酵母」について、平成19年に一般社団法人日本パン技術研究所より「天然酵母表示に関する見解」が発表されております。その中で、「天然酵母」とはイースト以外の多種多様な微生物、カビや乳酸菌などが果実や穀物に付着しそれらをそのまま発酵したパン種を指しているとしています。つまり、「天然酵母」とは正確に言えば、「天然発酵種、または天然パン種」と言い換えることができます。決して、パン種の中に存在する酵母そのものの呼称ではありません。どんな酵母も自然界に生息しています。イーストは自然界にあるパンの発酵に適した酵母のみを選抜し純粋培養したものです。イーストもパン種の中にいる酵母も同じ種の酵母です。また、一般社団法人日本パン技術研究所の報告書では、「天然」という表記が「人工」との対義語として誤解を与えるとして、天然パン種を「発酵種」や「自家培養発酵種」、「パン種」、「地域名や原料名+種」などの表現にするよう指針を発表しています。

天然酵母表示に関する見解(PDF・833KB)

どのような色をしていますか?
弊社では「灰白色」と表現させていただいております。
お酒を造る酵母と何が違うのでしょうか?
イースト(パン酵母)もお酒を造る酵母も同じSaccharomyces cerevisiaeという酵母です。生地での発酵力が活発な製パンに最も適した酵母を選抜して、純粋培養で増やしたものをイーストと呼んでいます。同じようにお酒造りに適した酵母を酒酵母と呼んでいます。弊社では製パンに適した酵母を選抜して製品化しています。

発酵種・発酵風味液

容器が膨らんでいるのですが、大丈夫でしょうか?
発酵種は乳酸菌や酵母が生きています。冷蔵(0℃~5℃)で保存していても生命を維持するために、これらの乳酸菌や酵母が発酵をしてエネルギーを獲得しています。その発酵の過程で炭酸ガスが発生するため容器が少し膨張する場合がありますが、適正な冷蔵(0℃~5℃)で保存されていれば品質には問題ありません。
菌が生きているとのことですが、発酵種だけで製パンが可能でしょうか?
酵母が入っている発酵種であれば発酵により炭酸ガスが発生するため、製パンが可能です。しかし、イーストを添加した場合と比較して発酵種中の酵母量は少ないので、発酵種だけで生地を膨張させるためには時間がかかります。
容器中に層ができているのですが、そのまま使用して大丈夫でしょうか?
発酵液(発酵種・発酵風味液)に含まれる小麦粉などの成分が沈殿することがありますので、ご使用時にはよく混ぜてお使いください。
発酵種とのことですが、自家製種を作るのに使用することは可能でしょうか?
発酵種は乳酸菌や酵母が生きているものです。どのような自家製種を作るかにもよりますが、自家製種のスターターとしてもご使用いただけます。
菌が生きていないタイプもあるのでしょうか?
乳酸菌や酵母を発酵させた後に加熱殺菌した「発酵風味液」もご用意しています。
どのような色をしていますか?
製品によって異なります。製品情報ページをご参照ください。

モルトエキス

酵素が働くということですが、どう影響しますか?
酵素活性があるモルトの場合にはモルト中にアミラーゼが含まれており、ソースなどの液状のものに使用されると、でんぷんを糖に分解する作用がありますので、粘度が変化する可能性があります。
液体、粉末の使い分けはどのようにすればよいでしょうか?
弊社製品は、麦芽を粉砕した粉末タイプの「モルトパウダー」と、麦芽を糖化し濃縮した液体タイプの「モルトエキス」となります。モルトパウダーは、特にミックス粉や菓子などの生地改良に使用されています。モルトエキスは風味付けと生地改良を目的にパン、菓子などに使用されています。
使用すると、色が付くのでしょうか?
モルトエキスはパンなどの色付きをよくします。
使用すると、香り、味が付くのでしょうか?
使用する量にもよりますが、香りや味が付くことがあります。風味付与を目的でご使用になるお客様もいらっしゃいます。
どのような色をしていますか?
弊社では「黒褐色」と表現させていただいております。

パン品質改良剤

開封後の保存についてはどのようにすればよいでしょうか?
高温多湿を避けて、冷暗所で保存をお願いいたします。
湿気の多いところや高温環境で保存すると色調が変化する恐れがあります。
複数を混ぜて使用した場合、どうなりますか?
イーストフードやビタミンCなどを含む一般的な改良剤を混ぜる場合、それぞれの原料が過剰に添加されてしまうと製パン性やパン品質の悪化に繋がります。また、カルシウム塩やステアロイル乳酸塩など使用基準が設けられている原料もございます。混ぜて使用する際はそれぞれの原料がどれくらい添加されるのか計算を行ってから使用してください。
一般的な改良剤と機能性付与を目的とした改良剤の併用は問題ございません。
推奨量より多い量で使用しても大丈夫でしょうか?
推奨量よりも多い量で改良剤を使用してしまうと、大きく効果が出過ぎてしまい、製パン性やパン品質の悪化に繋がります。改良剤の効果が弱く添加量を増やしたいという場合は、推奨添加量の10分の1~5分の1刻みで調整を行ってください。
推奨量より少ない量で使用しても大丈夫でしょうか?
推奨量よりも少ない量で改良剤を使用すると本来の改良剤の効果が発揮されず、製パン性やパン品質が改善されない可能性がございます。改良剤の効果が強く出過ぎており添加量を減らしたいという場合は、推奨添加量の10分の1~5分の1刻みで調整を行ってください。

ベーキングパウダー

ベーキングパウダーとその他原料を混合して準備しておいても大丈夫でしょうか?
小麦粉製品に混ぜることを推奨しております。小麦粉に混合した後はベーキングパウダーを小麦粉中によく分散させ、当日中でのご使用をお願いします。
液体に溶かしてから混合しても大丈夫でしょうか?
小麦粉製品に混合することを推奨しております。水へ溶解しているお客様もございますが、水に溶解した時点で炭酸ガスが発生してしまい、製品の膨らみに影響が出てしまいます。
ペーキングパウダーとベーキングソーダ(重曹)の違いは何でしょうか?
どちらも膨張剤になります。ベーキングソーダ(重曹)はアルカリ性が強いため、蒸し物が黄色くなってしまい、最終商品の風味に影響が出る可能性がございます。また、蒸し条件の場合、膨張力も弱くなるため商品のボリュームが出難くなります。このような課題を解決したのがベーキングパウダーで、重曹と酸性剤を組み合わせた粉体製品になります。
ベーキングパウダーで大切な素材は何でしょうか?
ガス発生には重曹、酸性剤が大切な素材になります。その他、ガス発生には直接の関係はございませんが、ベーキングパウダー製品自体の保存性向上のため分散剤として乾燥した澱粉類を配剤しております。

フラワーペースト

生食用と伺いましたが、焼き込みで使用しても大丈夫でしょうか?
焼き込みで使用いただいても問題ありませんが、耐熱性や包あん耐性が不十分な可能性がございます。
冷蔵庫から出してすぐだと絞りにくいものは、常温で調整後使用しても大丈夫でしょうか?
冷蔵庫から取り出した際に硬くて絞りにくい場合は、室温(15~30℃程度)に置いて、使いやすいやわからさに調整いただいてからお使いください。
他の原料(ホイップクリームなど)と混ぜて使用しても大丈夫でしょうか?
他の原料と混ぜて使用いただくのは可能です。
混ぜる原料によってクリームがやわらかくなったり、耐熱性が低下する可能性がございます。
フィリングを使用した製品の冷凍は可能でしょうか?
基本的に問題ありません。
冷凍や解凍の条件によってフラワーペーストの品質に差が生じる可能性はございます。

総菜フィリング

生食用と伺いましたが、焼き込みで使用しても大丈夫でしょうか?
焼き込みで使用いただいても問題ありませんが、耐熱性や包あん耐性が満たない可能性がございます。
製品に具材などを入れて調理、使用しても大丈夫でしょうか?
基本的には問題ありませんが、日持向上剤を配合している製品は、日持向上効果が低下する可能性がありますので、最終商品の保存試験などで確認後のご使用を推奨いたします。
物性が硬い製品は、液体で薄めて使用しても大丈夫でしょうか?
基本的には問題ありませんが、日持向上剤を配合している製品は、日持向上効果が低下する可能性がありますので、最終商品の保存試験などで確認後のご使用を推奨いたします。
製パン用途以外に使用しても問題ないでしょうか?
問題ありません。
フィリングを使用した商品の冷凍は可能でしょうか?
マヨネーズを使用していない製品であれば、冷凍可能です。サラダフィリングでも冷凍耐性のあるマヨソースを使用した「FDシリーズ」であれば冷凍でご使用いただけます。

マヨネーズ類

賞味期限内で油が分離しているのですが、使用可能でしょうか?
経時的に油と水が分離する場合がございます。安全性には問題ありませんが、機能性が劣る場合がございますので、油と水が分離したものはご使用を避けていただくことを推奨いたします。
生食用と伺いましたが、焼き込みで使用しても大丈夫でしょうか?
加熱しても食べられますが、生食用途のものは焼成使用を想定し設計されておらず、焼成に耐えられない可能性がございます。
加熱用と伺いましたが、生食で使用しても大丈夫でしょうか?

加熱用のものは基本的に生食で使用しても問題ございません。

一部製品に関しては、推奨しておりません。

半固体状ドレッシングとマヨネーズの違いは何でしょうか?
食品表示基準にて分類されております。
マヨネーズは油脂の配合量、使用される原料などに制限がございます。
製パン用途以外に使用しても問題ないでしょうか?
冷凍保管・冷凍食品などに使用する場合、冷凍耐性付与した製品を使用しなければ、分離を起こす可能性がございます。
マヨソースを使用した商品の冷凍は可能でしょうか?
冷凍耐性を付与した製品を使用しなければ、分離を起こす可能性がございます。
「MYフリーズデリカシリーズ」のご使用を推奨いたします。

かんすい・麺関連素材

うどん、そば、中華麺の定義は異なると聞きますが、なぜこの定義が大切なのですか?
(生めん類の表示に関する公正競争規約より~)
生めん類の取引について行なう表示に関する事項を定めることにより、一般消費者の適正な商品選択を保護し、不当な顧客の誘引を防止し、もって公正な競争を確保するために「生めん類の表示に関する公正競争規約」があります。「生めん類の表示に関する公正競争規約」は、全国生めん類公正取引協議会で査定し、消費者庁長官及び公正取引委員会の承認を得たものです。
「生めん類」とは、小麦粉等の穀粉類を主原料として製めん、成形したもの及び製めん、成形した後、ゆで、蒸し、油揚げ、半生、又は冷凍等の行程を経たものをいい、「うどん」、「そば」、「中華めん」、「生スパゲッティ類」等について定義しています。
かんすいの定義とはどのようなものですか?

中華麺類の製造に用いられるアルカリ剤で、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及びリン酸類のカリウム又はナトリウム塩のうち1種以上を含む物と定義されております。
出典:第10版食品添加物公定書(厚生労働省) (https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/001208056.pdf

1930~40年代にかけて、苛性ソーダなどを使用した粗悪品が流通しており、中には発がん性物質を含むものもありました。そうした粗悪品の流通を防ぐため、中華麺の定義及びかんすいの定義が制定され、殊、かんすいについては国による認証制度を通じて品質を担保するようになりました。

かんすいを添加しない麺を、無かんすいラーメンといえるのですか?

かんすいを添加しない麺を中華麺、ラーメンとうたうことは原則としてできません(生めん類に関する公正競争規約違反)。
「中華めん」とは、小麦粉にかんすい(唐あくを含む) を加えて練り合わせた後、製めんしたものまたは製めんした後加工したものをいいます。

違反に対する措置

製品回収および警告

警告に従わない場合は50万円以下の違約金

生めん類公正取引協議会所属の場合は、除名処分

粉末かんすいを取り扱うにあたって、どのようなリスクが考えられるでしょうか?
強アルカリであるため、直接触れると炎症を起こす可能性があります。
また、水に溶かすと水温が上昇します。
かんすいの溶解タンクの材質は、どのようなものを使用したらよいでしょうか?

かんすいのアルカリによって侵される材質のものがあるので、注意が必要です。

◎侵されない材質と侵される材質

侵されない材質 侵される材質
ステンレス アルミニウム・アルマイト
合成樹脂 銅製品
陶磁器 真ちゅう
ホーロー ブリキ・トタン
  鉄製品
  木製品

かんすいに侵される材質の容器は危険ですので、絶対に使用しないでください。

撹拌の際にも、侵されるアルミニウム ・アルマイトなどの杓子は使用しないでください。
またこれらの杓子を、かんすいや仕込水中に長時間浸けておきますと、金属成分が溶け出し、中毒を起こしたり、変色したりすることがありますのでご注意ください。

粉末かんすいを扱う際、ボーメという言葉を聞きますが、何でしょうか?
ボーメ度とは、比重計にて濃度を測った度数です。15℃の純水で液面と一致した点をゼロ度ボーメとし、10%の食塩水を10度ボーメと定義します。もともとは、うどんの仕込み水である食塩水の濃度を測るために使用されており、後にかんすいにも転用されるようになりました。10%食塩水=10度ボーメになりますが、かんすいは溶解度の関係から10%かんすいが10度ボーメになる訳ではありません。
粉末かんすいの溶解方法はどのようにすればよいのでしょうか?

①容器に所定量の水を入れ、その中に粉末かんすいを少量ずつ、よくかき混ぜながら入れて溶かしてください。

液が白濁しますが、しばらくかき混ぜているうちに、次第に澄んできます。

一度に多く入れたり、攪拌しなかったりしますと、軽石状の結晶が生成します。一度結晶になると溶けにくいので注意が必要です。

②使用する前日あるいはそれ以前に溶解しておくとよいです。

かんすいを入れ過ぎるとどうなりますか?また、少な過ぎた場合にはどうなりますか。

下記の通りです。

・過多…麺に苦みが出る。加熱時に麺が赤褐色になる

・不足…風味不足、弾力不足

中華麺はなぜ黄色になるのですか?

小麦粉に含まれるフラボノイド色素が、かんすいのアルカリと反応して卵黄色に発色するためです。

◎小麦粉に含まれる色素

  水に対する溶解性 小麦粉中での色相 アルカリに対する反応
フラボノイド色素 可溶 無色 黄色に発色
カロチノイド色素 難溶 淡黄色 反応しない
中華麺特有の香りは、かんすい以外で作れますか?

中華麺独特の香りは、かんすいの存在下によってのみ起こります。ほかのアルカリ物質では香りの質が異なったものとなります。香りの成分は未解明な点もありますが、小麦粉中の蛋白質とかんすいのアルカリが反応して発生します。

他のアルカリ物質について:焼成カルシウム(卵殻、貝殻)
焼成温度、焼成時間などによっても異なりますが、一般市販品は「かんすい」よりアルカリ量が多いのが普通です。同じアルカリ量で調整しても、収斂性は同じでも、麺の香りは保存するに従い異臭が認められます。またスープとの相性も悪くなります。これらは、カルシウム塩の存在が関与しているものと考えられます。

ミネラル酵母

粉末状とのことですが、水には溶けるのでしょうか?
ミネラル酵母はミネラル分を豊富に含んでいる酵母を粉末化したものです。酵母は水に溶けませんので、ミネラル酵母も水には溶けません。水に溶けるタイプとして「イーストリッチシリーズ」をご用意しています。
どのような色をしていますか?
「黄褐色」です。一部製品では「黄褐色から淡緑青色」になります。

日持・品質向上剤

賞味期限が多少過ぎても使用して大丈夫でしょうか?
賞味期限が過ぎると性能が低下する可能性があるため、賞味期限内のご使用をお願いいたします。
推奨量より多い量で使用しても大丈夫でしょうか?
推奨量よりも多い量で製品を使用してしまうと、最終商品の呈味に影響が出てしまう可能性がございます。効果が弱く添加量を増やしたいという場合は、推奨添加量の10分の1~5分の1刻みで調整を行ってください。
推奨量より少ない量で使用しても大丈夫でしょうか?
推奨量よりも少ない量で製品を使用すると本来の効果が発揮されない可能性がございます。最終商品の呈味に影響が出る場合は、推奨添加量の10分の1~5分の1分刻みで調整を行ってください。
CONTACT
業務用製品の詳細情報が必要な場合やご相談、お困りごとなどがございましたら、お問い合わせください。