人口減少の歯止めがきかない昨今、パンの味や質を求めるだけでなく、食べるシーンをどれだけ増やせるかを考えることも重要です。外食チェーンやコーヒーチェーンでのパンはあたりまえ、特に近年ではビジネスホテルのバイキング、高速道路のサービスエリア、レジャー施設などの公共施設でもパンを見かけるようになり、パンの食シーンは確実に広がっています。さまざまな食シーンにおいても、パンを提供できる「焼成冷凍パン」です。
*外観: | 解凍時・輸送時のパン表皮の破損や食パンのケービング(腰折れ) |
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*食感: | 長期冷凍保管によるパサつき |
*風味: | 長期冷凍保管によるパン風味の劣化 |
*設備: | 緩慢冷凍庫で作るのは品質に不安 |
上記の問題点を解決し、焼きたてパンのおいしさを可能にしたのが、弊社製品の「ユーロベイクシリウス」シリーズ。
「ユーロベイクシリウス」シリーズは、焼成冷凍パンに適したパン品質改良剤です。焼成冷凍パンの課題を解決し、焼きたてパンのおいしさが可能になりました。パンの種類に合わせ2種類をラインアップしています。
*外観: | クラストは、焼きムラなく香ばしさのある焼き色に仕上がります。 食パンは、クラストが薄くてもケービングがしにくく安定した形状を保ちます。 バゲットは、パン表皮の破損を軽減します。 |
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*食感: | 高い水分を保持することで澱粉の老化を低減し、最適な食感を維持します。 |
*製法: | 緩慢冷凍庫で対応が可能です。 |
幅広い食シーン、ご要望にお応えできるパンにご活用いただけます。
バゲットなどのハードロールは、高い温度で焼きこむことから表皮にひび割れが発生します。
このひび割れや、冷凍保管・輸送時の乾燥によりクラムが縮むことで表皮との間に隙間が発生し、表皮破損の原因になります。
従来のパン品質改良剤を使用したバゲットは、焼き上げ時にひび割れができ、それが原因で冷凍保管・輸送時に表皮が破損しやすくなります。一方、「ユーロベイクシリウス」使用のバゲットは、焼成後ひび割れがしづらいため、表皮破損が軽減され品質面において優れます。
1か月冷凍保管を行っても、焼き上がり6時間経過したバゲットに比べて最低限の風味の低下で抑えられ、自然解凍のみでも香ばしさを維持します。また、わずかなリベイク(再焼成)を行うことで、焼き立てパンと同等以上の香ばしさに回復します。
ユーロベイクシリウスSSを使用したパンは水分を多く保持し1か月冷凍保管した食パンでも、従来の改良剤を使用したスクラッチ製法(D+1:スライス加工するためにとる経過時間を加味)の食パンと比較してもその差は明確です(※1)。またユーロベイクシリウスSSを使用すると、従来の改良剤使用に比べ冷凍保管期間による水分減少が少なく(※2)、乾燥を最小限に抑え、水分を保持したやわらかいパンを維持します。そのためスライスして冷凍するような食パンにおいても効果的です。
従来の改良剤を使用した場合、冷凍保管中にパンクラストが乾燥し、硬く歯切れが悪くなります。それに比べユーロベイクシリウスSS使用した食パンは、冷凍保管後でも乾燥を防ぎ、歯切れが良くクラストまでおいしい食パンに仕上がります。
「ユーロベイク」シリーズを使用することで、クラストは焼きムラなく香ばしさのある焼き色に仕上がります。
同等の焼き色になるまでの焼成時間が短縮されるため、クラムの過度な水分ロスが抑えられ老化が抑制されます。また、腰持ちが強化され、ボリューム感のある冷凍パンに仕上がります。
ユーロベイクシリウスを使用することで、
焼成冷凍パンの課題を解決し焼きたてパンのおいしさが可能に!